ストロボ・スピードライトの選び方・おすすめランキング

最終更新日: 2017年12月26日 | 作成日: 2017年03月09日 | 13281 views

本格的な撮影には欠かせないスピードライト/クリップオンストロボですが、値段がピンキリで選ぶのは大変ですよね。そこで今回は用途に応じて着目しておきたい選び方のポイントをご説明いたします。

そののち、近年台頭している中華製ストロボのスペックなども踏まえて、おすすめしたいストロボをランキング形式でご紹介します。

ぜひ自分に合ったストロボを格安で見つけてくださいね♬

44商品から
6商品厳選
立石 潤
カメラの某学校で講師をしています。 小さいころからカメラが大好きで、かれこれ30年以上写真撮影を続けています。 自分の知識と経験をカメラ機材の紹介という形で伝えていけたらと思っております。

スピードライト / ストロボの選び方のポイント


まず、ざっくりと言って、ハイエンドになるほどストロボは発光量(GN、ガイドナンバー)が増えます、つまりより強い光を発光することができます。

発光量(GN, ガイドナンバー)

発光量はガイドナンバー、GNという単位で表されます。

このガイドナンバーはどれくらいの距離の被写体をどれくらいの絞り値で適正露出で撮影できるかを表します。
ガイドナンバー = 距離 x 絞り値

一眼レフカメラ内蔵のフラッシュがガイドナンバー12くらいです。
最初の一台ではガイドナンバー40以上のものを選べば大丈夫でしょう。

天井が高めの場所でバウンス撮影をする場合は、ガイドナンバー50以上は必要になってきます。


では細かいポイントを見ていきましょう。

自動調光の有無および種類

自動調光とはフラッシュの光量を自動で調節してくれる機能のことです。

自動調光が使えなければ、撮影シーンごとに光量を手動で調節しなければなりません。
多灯撮影などでは自動調光機能がなくワイヤレスで設定できなければ、10m先のストロボをいちいち設定しにいくことになります。
しっかりと作品を作り込みたい人にとっては、自動調光はいらない機能かもしれません。
プロのカメラマンの中でも自動調光は使わないという人が少なくありません。

自動調光の仕組みで現在主流なのがTTL(through the lens)調光で、安定して高精度で調光することができます。

自動調光が可能でも、カメラのメーカーなどによっては対応していない場合がありますので、確認しておく必要があります。

リサイクルタイム

リサイクルタイムとは一度フラッシュをたいたのち、次にフラッシュをたけるまで待たなくてはいけない時間のことです。

ハイエンドのストロボになるほど、このリサイクルタイムは短くなります。
連続で何枚もとる必要がある場合は、リサイクルタイムの短いストロボでなければ、シャッターチャンスを逃してしまいます。

短ければ短いほどストレスを感じずに撮影することができます。

ヘッドが回転するかどうか

ヘッドが回転する、つまり光をあてる方向を自由に決められる場合、フラッシュを天井などにあてることで、対象物に直接光をあてることなく、やわらかな光をあてることができます。

縦方向のみへ回転するものが多いですが、それで通常の撮影は十分です。横方向へも回転するものは、壁にあてたりする際に便利になってきます。

照射角を自動で合わせられるズーム機能の有無

照射角とは光がでる角度をどれくらい狭く絞ったり、逆に広く広げたりできるかのことです。
被写体への距離が遠ければ遠いほど照射角は小さくする必要があります。

レンズの焦点距離にあわせて自動で照射角を調整してくれるの機能が、ズーム機能なのですが、ハイエンドモデルしか搭載されていないことが多いです。
自動ズーム機能・オートズームとも呼ばれます。

ちなみに照射角は対応する焦点距離の長さで表されるため、24mm~200mmなどで表現されます。
ハイエンドのものほど対応する焦点距離の範囲が大きくなります。

光学式 or 電波式

多灯撮影では、ストロボをライトスタンドなどにつけて、カメラから離れた場所から複数のストロボでフラッシュを同時に光らせます。

複数のストロボに発光するタイミングを伝える方式にコード式(オフカメラシューコード / シンクロコード)、光学式(赤外線式 / ストロボ同期)・電波式(ラジオスレーブ / 光学式とのミックス)などがあります。

コード式はコードの距離が届く範囲でなければならず、またコードを必ずしもひける環境にない場合使えません。
また光学式は日中、太陽光下では、太陽光の影響で正常に動作しないことが多く、現在は電波式が主流です。

多灯撮影をお考えの方は、電波式のストロボを選べば間違いないでしょう。
ただし技適マークを取得していないものは違法なので注意しましょう。
最近の中華ストロボは技適マークを取得しているようです。

後幕シンクロ機能の有無

通常のストロボ撮影は先幕シンクロと呼ばれ、先幕が開いた瞬間をはっきりと写し、それ以後の動きを動いているかのように写します。

一方後幕シンクロは後幕が閉まる直前の瞬間をはっきりと写し、それまでの動きを流れるように写します。

後幕が閉まる直前に発光させることで、後幕シンクロは実現されます。

ハイスピードシンクロ機能(HSS)の有無

ハイスピードシンクロが必要な場面は、速いシャッタースピードで日中に明るい背景と暗い被写体の露出を近づける「日中シンクロ」と呼ばれるテクニックを使うときです。

絞りを絞ればいいじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、背景をぼかして撮りたい場合には絞れません。

通常シャッターはフォーカルプレーンシャッターと呼ばれ、先幕が降りて、光がセンサーに届き、後幕が降りることで、光が届かなくなります。
速いシャッタースピードでは先幕が降りきる前に後幕が降りるため、ある瞬間ではセンサーの一部分にしか光が届いていません。

フラッシュのピークがその瞬間にあると、光の届いた一部分しか(先幕と後幕の間)写らなくなります。

ちなみにストロボの発光のピークが1/250秒後くらいにくるからHSSが必要という説明は誤りかと思います。よくグラフとかで説明してありますが。。。

先幕と後幕の間しかうつらないという問題を解決するために発明されたのがハイスピードシンクロです。
ハイスピードシンクロはシャッターが開いている間(先幕が動き出してから後幕が閉じるまで)常にストロボを連続的に発光させる機能です。
連続的に発光させるため、光の強さは最大値の1/3~1/10くらいまで落ちてしまいますが、センサーの全部分に光が届くようになり、得たい写真が撮れます。
しばしば十分な光量を出すために複数のストロボをストロボブラケットなどを使って同時に発光させる必要がある場合もあります。
また、ハイスピードシンクロはストロボに負荷をかけすぎるので、壊れやすくなります。
実際ストロボメーカーのNissinなどもハイスピードシンクロばかり使うのはオススメしないと言っています。

ではハイスピードシンクロを使わずに、どうやって露出をあわせるのかと言うと、
NDフィルターでレンズに入る光そのものを減らしてしまうのです。
これによってシャッタースピードを落としても真っ白になりません。
NDフィルターで画質が落ちるのではと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの方には分からないかと思います。
まともなNDフィルターを用いた場合、少なくとも私には画質の違いが分かりません。

重さ・大きさ・防水・防滴

ハイエンドで発光量が大きいものほど重く大きくなる傾向にありますが、当然軽く小さいほど、携行性がよく、取り扱いも簡単になります。

防水機能があれば、雨の中の撮影でも使用できますので、ロマンチックな写真がとれるかもしれません。

発光回数・耐久性

ストロボには発光できる回数に上限があります、頻繁に使う方は確認しておきたいポイントです。
また、ストロボは瞬間的に強い光を出すため、熱くなりやすく様々な部品が故障しやすいです。
しっかりとしたメーカーのものでないとプラスチックが溶けたり、すぐに光らなくなったりします。

フラッシュ・スピードライト・ストロボのおすすめ人気ランキング

さて、ここまでストロボの選び方のポイントをご説明してきましたが、ここからは実際に使ってきた経験・口コミからおすすめしたいストロボをランキング形式でご紹介していきます。

ざっくりと言って

  • 液晶画面無し
  • 液晶画面あり
  • 液晶画面, TTL調光あり
  • 液晶画面, TTL調光, ハイスピードシンクロあり

の順に高機能、高価格になります。

自分にあったストロボを見つけて、楽しい撮影ライフを送ってくださいね♬

1位 Yongnuo製 Speedlight YN560 III

Yongnuo製 Speedlight YN560 III
6,700円(税込)

回線設計:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)
ガイドナンバー:58(ISO 100、105mm)
フラッシュモード: M、Multi/スレーブ機能:S1、S2、RX
オートズーム範囲:24、28、35、50、70、80、105mm
上下回転角:-7~90度
左右回転角:0~270度
電源:4×AAサイズ電池﹙アルカリマンガン乾電池/ニッケル・水素充電池が使用可﹚ 発光回数:100~1500回﹙AA アルカリマンガン乾電池時﹚
リサイクルタイム:約3s﹙AA アルカリマンガン乾電池時﹚
色温度:5600k
フラッシュ時間:1/200s~1/20000s
フラッシュ出力制御:8レベル光量制御(1/128~1/1)、29段階光量微調整
ワイヤレストリガ距離:100m ﹙2.4Gワイヤレス﹚、室内20~25m、室外10~15m
その他の機能:ズームストロボヘッド、サウンドインジケーター、自動保存設定、PCポート、省電力モード、熱保護
サイズ:約60×188 ×75mm
重量:約540g﹙本体のみ﹚

圧倒的コストパフォーマンス

現在アマチュア写真家の間で定番になりつつあるYN560です。

標準ホットシューに対応するカメラ﹙たとえばCanon、Nikon、Olympus、Pentaxなど﹚には全て対応しています。
Sonyの標準ホットシューがないカメラでも千円以下のアダプターで使えます。

ガイドナンバー58の強力フラッシュ

ガイドナンバー58とハイエンドモデル並みの発光量があり、幅広いシーンで利用できます。

電波式で100m先でも同調可能

電波式を採用しているため、多灯撮影でも問題なく使用可能です。

ヘッドは左右にも回転可能

ヘッドが縦方向はもちろん、左に180度、右に90度回転できるため、壁や天井へのバウンス撮影が可能です。

ただし、TTL機能、ハイスピードシンクロには対応していないので、かなり本格的に撮影される方はもうワンランク上のストロボが必要でしょう。

 YN560にはIVもあるのですが、Ⅲのほうが故障などが少ないようで、おすすめはⅢです。

後幕シンクロ、ハイスピードシンクロは非対応

日中シンクロをする場合にはNDフィルターが必要になるでしょう。
NDフィルターをつけたり、はずしたりするのは面倒ですが、ハイスピードシンクロでは
光量が落ちてストロボを4本同時に使わないといけなかったりするので、
コスパを考えるとNDフィルター一択でしょう。

便利なワイヤレスコマンダー

YN560-TXをカメラに取り付ければ、ワイヤレスコマンダーとして離れた場所の
複数のストロボの光量を変えることができます。
安定感としてはYN560とYN560-TXのセットが最強でしょう。

2位 K&F Concept® カメラフラッシュ ストロボ TTL機能対応

K&F Concept® カメラフラッシュ ストロボ TTL機能対応
8,663円(税込)

  • 殆どの汎用ホットシュー DSLR カメラに対応。上下回転角: -7 - 90 度、左右回転角: 0 - 180 度。トリガーモード:カメラ設定, S1、S2、従属ワイヤレスフラッシュ。発光回数:100~1500回、フラッシュ時間:1/200s~1/20000s。
  • TTL機能対応。ガイドナンバー56、リサイクルタイム2.9 sの高品質ストロボ、コスパ最強!
  • フィルターの情報をカメラが識別し、自動的に最適なホワイトバランスを設定します。発光部の温度上昇を自動検知し、発光を制限し過熱を防止。追加仕様:音声発生・自動省電設定・電力節減モード・過熱保護。

本格的にするならコレ!

TTL機能・オートズーム機能搭載

YN560にはないTTL機能が搭載されているため、自動調光をすることができます。
またオートズーム機能も搭載され、照射角は18~180mmあるので、快適にストロボ撮影ライフを送れます。

ガイドナンバー56の発光量

ガイドナンバー56もあれば、ほとんどのシーンで十分な光量でしょう。

リサイクルタイム2.9s

リサイクルタイムもハイエンドモデル並みの速度で、プロも納得できるスペックです。

横回転も可能

-7~90度の上下回転だけでなく、0~180度の横回転も可能です。

無線式

無線式ですので、どこでも多灯撮影が可能です。

後幕シンクロ・ハイスピードシンクロ対応

後幕シンクロ・ハイスピードシンクロまで対応しています。
この価格では信じられないほどハイスペックなストロボです。

後幕シンクロ・ハイスピードシンクロ対応のワイヤレスコマンダーなら

Canon用なら、YN622C-TX
Nikon用なら、YN622N-TXが対応しています。
Sonyや他のメーカーでもTTL以外は使える場合が多いようです。

3位 Yongnuo製 YN 600EX-RT Speedlite Radio Slave Flash

Yongnuo製 YN 600EX-RT Speedlite Radio Slave Flash
16,100円(税込)

フラッシュインデックス:60(ISO 100、200mm) 
フラッシュモード:TTL、M、Multi、GR 
トリガモード:カメラトップ、TX、RX、Sc、Sn、S1、S2 
ライトズーム範囲:20、24、28、35、50、70、80、105、135、200mm 
チャンネル:16 
垂直回転角:-7~90° 
水平回転角:0~360° 
電源:AA電池×4(付属していない) 
点灯時間:100~1500倍(AAアルカリ電池を使用している時) 
リサイクル時間:約3s(AAアルカリ電池を使用している時) 
色温度:5600K 
フラッシュ時間:1/200s~1/20000s 
フラッシュ制御:8レベル出力制御(1/128~1/1)、29レベル微調整 
インターフェース:ホットシュー、PC、充電インタフェース 
動作範囲 
感光リード点滅モード:屋内は約20~25m、屋外は約10~15m 
2.4Gワイヤレスモード:最大は約100m 
他の機能:マスターフラッシュ、ハイスピードシンクロ、後幕シンクロ、露出ブラケット、露出ロック、ストロボヘッドズーム、音声プロンプト、PCシンクロナス、<省電力モード、過熱保護、設定自動保存 
本体サイズ:約205×78×62mm 
重量:約690g 

YN560の上位モデル

YN560にTTL機能、ハイスピードシンクロを搭載したハイエンドモデルです。

360度横回転

ハイエンドモデルだけあって、全方向に回転可能です。

ガイドナンバー60

ガイドナンバー60で、強力な発光量を持ちます。
発光量が足りないシーンはそうそうないでしょう。

Canon用とNikon用などがありますので、ご自分のカメラのメーカーに合ったものを選ぶようにしてください。

4位 NEEWER スピードライト/フラッシュ/ストロボ

NEEWER スピードライト/フラッシュ/ストロボ
5,499円(税込)

フラッシュモード TTL、M、マルチ 
ワイヤレストリガする距離 20--30m屋内,10--15m の屋外 
フラッシュ カバレッジ範囲 24,28,35,50,70,80,105mm 
電力供給 4XAAサイズ電池(アルカリまたはニッケル水素が使用可能です) 
照明回数 100-1500回 (AAアルカリ電池使用) 
リサイクルタイム 約3S 
色温度 5600K 
フラッシュ時間 1/200s--1/20000s 
外部ポート ホットシュー、PCポートとエターナル充電ポート 
垂直回転角 0-90度 
水平回転角 0-270度 

圧倒的コストパフォーマンス

ガイドナンバー58

ガイドナンバー58で十分すぎる光量があります。

TTL機能つき

TTL機能がついているため、自動調光ができます。

横方向への回転も可能

横方向へは0~270度回転可能です。

ハイエンドモデル並みの機能をもったNo. 1 コストパフォーマンスのストロボです。

5位 NEEWER カメラ/一眼レンズカメラ用 TT560 フラッシュ・スピードライト

NEEWER カメラ/一眼レンズカメラ用 TT560 フラッシュ・スピードライト
2,999円(税込)

ガイドナンバー:38 (ISO100・m) 
モード:M、S1、S2 
バウンス調整:上下0~90° 
バウンス調整:左右0~270° 
発光可能回数:100~1500回(アルカリ乾電池使用時) 
電源:4×単三電池(電池別) 
(アルカリマンガン乾電池/ニッケル・水素充電池使用可) 
8段階光量制御 
色温度:5600K 
フラッシュ時間:1/300s~1/20000s 
寸法:190*75*55mm 
純重量:286g 

軽くて安いストロボ

ガイドナンバー38と今までのストロボよりかは発光量に劣りますが、その分安く、軽いため携行性、取り扱いが楽です。

液晶画面がなく機能も限られているので、複雑でなく、とりあえずストロボ撮影をはじめてみたいという方におすすめです。

6位 SIGMA フラッシュ ELECTORONIC FLASH EF-610 DG ST

SIGMA フラッシュ ELECTORONIC FLASH EF-610 DG ST
15,148円(税込)

ガイドナンバー 61
最新の TTL自動調光機能を搭載各社
最新のデジタル一眼レフカメラに対応
照射角を自動的にセットするオートズーム機能は 24ミリから 105ミリまでの画角ワイドパ
ネル使用時には、17ミリの画角をカバー
バウンスは、発光部を上方向 90°、左 180°、右 90°
クローズアップ撮影に便利な下方向 7°と自在にセットが可能
オートモードに加えて、ガイドナンバーフルと1/16の2段階のマニュアル発光モードや、
電源の切り忘れ時に自動的に作動するオートパワーオフ機能
LEDでの照射角表示、充電完了・調光をレディランプやファインダー内で確認できるなどの機能も備えている

  • 重量 : 320g
  • サイズ : 77(W) x 117(L) x 139mm
  • 使用電源 : 単3電池4本(別売り)

大発光量、高機能、軽量モデル

携行性を考え、軽さを重視したい方におすすめなEF-610です。

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