楽器用マイクの選び方・おすすめランキング【2017年版】

最終更新日: 2017年05月26日 | 作成日: 2017年03月31日 | 2268 views

DTMやライブなどで楽器の音を集音、レコーディングする際に用いるダイナミックマイク、コンデンサーマイクの選び方を解説いたします。また使ってきた経験・口コミ・スペックをもとに81本のマイクから6本のオススメしたいマイクを選びランキング形式でご紹介します。

ぜひ自分の楽器の特性、および目的に合ったマイクを選んでくださいね♫

19商品から
5商品厳選
中谷 卓也
かつてレコーディングエンジニアとして働いていました。 今も自分自身で音楽活動を続けています。 最近では三線にはまっています。

楽器用マイクの選び方のポイント

楽器用のマイクとしてひとくくりに売られているマイクは数多くありますが、当然楽器には様々な種類がありますので、楽器に合わせてマイクを選ぶ必要があります。

次のポイントをしっかりと押さえれば、「ドラム向き」「弦楽器向き」などといった
情報に惑わされずに自分で選ぶことができるようになります。

周波数特性:マイクの音色を決める。
指向性:マイクがちゃんと楽器の音だけを拾ってくれるかを決める。
S/N比:どれくらいノイズが入るのかを決める。
感度:アンプを使わずにどれくらい大きい音として電圧に変換するかを表す。

今回は主にライブでも使えるダイナミックマイクを紹介しますが、
録音を検討している方は【コンデンサーマイクの選び方・おすすめランキング】もご参照ください。

楽器用マイクとボーカル用マイクの最大の違い

ボーカル録音では歌手の口からの音をマイクで集音するわけですが、
歌手の口からは音の振動だけでなく、吐く息も出て来ます。
音とは空気の振動ですから、吐く息がマイクにあたるとマイクは音として捉えます。
するとボワっとした大きな音が集音されてしまいます。

このフカレを防ぐために、ボーカル用のマイクにはポップフィルターがつけられ、
吹いてしまった息を止めています。しかしポップフィルターがあると本来の音より
若干音の情報が減ってしまい、繊細さが失われてしまいます。
そのため楽器用のマイクにはポップフィルターがつけられていません。

周波数特性

周波数特性とは、マイクがどの周波数の音をどれくらいの強さで集音することができるかという特性です。
周波数が音の高さを決めますので、周波数特性とは、どの高さの音をより強く拾うかを示したものです。
周波数特性は横軸を周波数、縦軸を感度の強さにしたグラフで表されます。

たとえば周波数特性のグラフで高周波数領域の感度が高くなっている場合、
高い音をより強く集音します。
ボーカルやアコギなどの倍音を綺麗にとることを狙ってそのように設計されている場合が多いです。しかし、もともと綺麗な倍音を出せている場合は、高音域が強くなりすぎ、耳が痛くなるような音になってしまいます。

逆により原音に近い音で撮ろうとすると周波数特性がフラット、つまりグラフが平らになっているマイクが必要になります。neumannのu87aiなどは、周波数特性がフラットです。
通常の集音・録音では楽器の音域における周波数特性がフラットになっているマイクが用いられます。

また、スペック表では周波数特性の項目に20hz~20khzなどと範囲で表されていることが多いのですが、それはその範囲の音を拾うということを示しています。
低音までしっかりと集音したい場合に70hz~のマイクでは20hz~70hzの可聴域すら集音できません。
伸びるような高音をとろうとしても、16khzまでのマイクでは難しいでしょう。

しっかりと選ぶ場合には、周波数特性のグラフまで目を通しておきたいところです。

指向性

単一指向性

単一指向性とはマイクを縦に(普通の状態)置いたときに、マイクが拾える音がそのマイクの真正面(ロゴなどがある面)だけという特性のことです。

演奏者が一人の場合は、その演奏者の音だけを録音したいので、単一指向性が望まれます。

その単一指向性の中にも音が拾える範囲の形によってカーディオイド・サブカーディオイド・スーパーカーディオイド・ハイパーカーディオイドに分かれます。

サブカーディオイドはカーディオイドと比べて、より広い範囲の音がとれるので、どちらかというと全指向性に近いマイクです。
通常の演奏ではカーディオイド型が使われることが多いです。

カーディオイド型
スーパーカーディオイド型

双指向性

双指向性とはマイクを縦に置いたときに、マイクが拾える音がマイクの真正面と真裏側の2面あるという特性のことです。

二人で向き合って演奏をしたりする際に使われます。
双指向性のマイクはスイッチで単一指向性に切り替えられるものが多く、便利なものが多いのですが、その分値段も高いものが多くなっています。

超単一指向性

超単一指向性は単一指向性と基本的には同じですが、より音を拾う角度が狭くなっており、
その角度からの音であれば、遠い音源でもしっかりと集音することができます。

テレビ中継などで映る細長いマイクなどがその代表で、雑音が多い屋外において
演奏者、話者のみの音を拾うことができます。

楽器などの演奏においてマイクを楽器から離す必要がある場合に非常に重宝します。
楽器用のマイクに最適な指向性です。

全指向性(無指向性)

全指向性とはマイクが全方向の音を録音できる特性のことを言います。
複数人数で同時に演奏したり、話したりする際に使われます。

ハイエンドのコンデンサーマイクの中には単一指向性・双指向性・全指向性の全てをスイッチで切り替えられるものがあります。

楽器用マイクのおすすめ人気ランキング

さて、ここまで楽器の集音、録音に用いるマイクの選び方を解説してきましたが、
ここからは使って来た経験・口コミ・スペックなどからオススメしたい楽器用のマイクを
ランキング形式でご紹介します。

自分の用途・楽器に合ったマイクを見つけてくださいね♫

1位 比較的オールジャンルに使える1本目にオススメしたいマイク

SHURE ダイナミック マイクロフォン SM57-LCE
11,543円(税込)

●指向特性:カーディオイド
●周波数特性:40Hz~15kHz 
●インピーダンス:150Ω
●開回路感度:-54.5dB re 1V/Pa 
●コネクタ:XLR3ピン、オス
●寸法・重量:φ32×全長157mm、284g 
●付属品:マイクホルダ、マイクポーチ、3/8"→5/8"変換ねじ

オールジャンルでしっかり使えるマイク

4khz~10khzあたりにかけて感度が高くなっているマイクです。
そのため、2khzくらいまでの音のみの集音にオススメです。
ピアノ、弦楽器をニュートラルに録音するためには、向いていません。

ギターやベース、ドラム、トランペットやクラリネットなどに使えます。

2位 できるだけ安く欲しいなら!

JTS ジェーティーエス ダイナミックマイク PDM-57
3,960円(税込)

  • ダイナミックマイク, 各種楽器用、ボーカル用マイク
  • 単一指向性, 周波数特性:50Hz-16.5kHz
  • 出力インピーダンス:600Ω
  • 出力コネクタ:XLR3ピン(オス)
  • 付属品:マイクホルダー(5/8-3/8変換ネジ付)、マイクケーブル(XLRオス-メス5m)

抜群のコストパフォーマンス

周波数特性の帯域は若干狭めですが、
初心者には使いやすいコスパ抜群のマイクです。

とりあえず1つ持っておいて損はないでしょう。

3位 ピアノ・弦楽器を最高音質でとるなら!

SHURE スタジオ・コンデンサー・マイクロホン SM137-LC
23,544円(税込)

周波数特性:20Hz~20kHz
電源:ファンタムDC48V
コネクター:XLR3ピン(金メッキ)
寸法:24(ファイ)mm×全長162mm
質量:195g
付属品:ウインドスクリーン、マイクロホン・ホルダー、マイクポーチ

コンデンサーマイクならではの高音質

コンデンサーマイクですので、ファンタム電源が必要になりますが、
その分音質は最高峰です。

周波数特性は比較的フラットです。

4位 ドラムなどの低音をとるなら

AUDIO-TECHNICA ATM25 ドラム用マイク
22,680円(税込)

型式 ダイナミック型 
指向特性 ハイパーカーディオイド 
周波数特性 30 15,000Hz 
感度(0dB=1V/1Pa、1kHz) 54dB 
出力インピーダンス 600Ω平衡 
仕上げ シアターブラックつや消し焼付塗装 
出力コネクター キャノンXLRMタイプ 
質量 390g 
付属品 マイクポーチ

低音・高音圧をしっかりとれるマイク

キックドラムなどの低音でかつ大音圧の音源を近接して集音することができる数少ないマイクの1つです。

5位 sm57の上位モデル

SHURE ダイナミック マイクロフォン BETA57A
16,300円(税込)

●指向特性:スーパーカーディオイド
●周波数特性:50Hz~16kHz 
●インピーダンス:150Ω
●開回路感度:-51dB re 1V/Pa 
●コネクタ:XLR3ピン、オス
●寸法・重量:φ43×全長160mm、275g 
●付属品:マイクホルダ、3/8"→5/8"変換ねじ、マイクポーチ

抜けが良くボーカルにも使える

ポップフィルターを使えばボーカルも綺麗にとれるマイクです。
sm57の上位モデルだけあって、音質・使い勝手ともに最高です。

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