電動ドリルドライバー・電動インパクトドライバー・電気ドリルの選び方を目的別に詳細に解説いたします。
その上でDIY用途としてオススメしたい電動ドライバー・電気ドリルをご紹介いたします。
ネジしめ・穴あけなど様々な用途に使える電動ドライバー・ドリルは1台持っていても損することはありません!
ぜひ長く使える高性能でコスパの良い電動ドライバー・振動ドリル・電気ドリルを見つけてくださいね♫
インパクトドライバーについては
インパクトドライバーの選び方・おすすめランキング
振動ドリルについては
振動ドリルの選び方・おすすめランキング
をご参照ください。
その上でDIY用途としてオススメしたい電動ドライバー・電気ドリルをご紹介いたします。
ネジしめ・穴あけなど様々な用途に使える電動ドライバー・ドリルは1台持っていても損することはありません!
ぜひ長く使える高性能でコスパの良い電動ドライバー・振動ドリル・電気ドリルを見つけてくださいね♫
インパクトドライバーについては
インパクトドライバーの選び方・おすすめランキング
振動ドリルについては
振動ドリルの選び方・おすすめランキング
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徳田 宏樹
大手機械メーカーで電動工具などの開発に携わっています。DIY歴は中学校時代から今まで20年近くです。工具の紹介を通してDIYの楽しさ、奥深さを伝えていけたらと思っております。
大手機械メーカーで電動工具などの開発に携わっています。DIY歴は中学校時代から今まで20年近くです。工具の紹介を通してDIYの楽しさ、奥深さを伝えていけたらと思っております。
ドリルドライバー・インパクトドライバー・電気ドリル・振動ドリルの違い
結論から述べると
ドリルドライバー: ネジしめ・穴あけ
インパクトドライバー:強くネジしめ
電動ドリル: 硬いものに穴あけ
振動ドリル: コンクリートに穴あけ
です。
ドリルドライバー: ネジしめ・穴あけ
インパクトドライバー:強くネジしめ
電動ドリル: 硬いものに穴あけ
振動ドリル: コンクリートに穴あけ
です。
ドリルドライバー(電動ドライバー・電動ドリルドライバー)
まず家庭などで最も一般的なのがドリルドライバーです。
ドリルドライバーは50mm程度までのネジを締める作業と穴を開ける作業の2つに使用することができます。

ドリルドライバーの良い点は、クラッチ機能がついており、一定のトルク(締め具合)がかかると回転が停止する点です。
ネジを締める際に、最適な強さでネジを締めることができるからです。
木や薄い金属に穴を開けることもできます。
インパクトドライバー
インパクトドライバーは回転だけでなく、対象物に対して垂直に打撃するように振動するため、長いネジ(50mm以上)を硬い対象物に締め込む時に使われます。
インパクトドライバーで穴あけ作業を行うことはできるのですが、
対象物が硬い場合に、打撃を行なってしまい、対象物が壊れてしまったり、穴の位置がずれてしまったりします。
また回転の速度が遅いため、穴あけに時間がかかります。
インパクトドライバーは基本的に硬い物体へネジを締める際に用いられると考えてください。
ただしインパクトドライバーにはクラッチがないものが多く、適正なトルク(締め具合)で止めるには不向きです。
インパクトドライバーで穴あけ作業を行うことはできるのですが、
対象物が硬い場合に、打撃を行なってしまい、対象物が壊れてしまったり、穴の位置がずれてしまったりします。
また回転の速度が遅いため、穴あけに時間がかかります。

インパクトドライバーは基本的に硬い物体へネジを締める際に用いられると考えてください。
ただしインパクトドライバーにはクラッチがないものが多く、適正なトルク(締め具合)で止めるには不向きです。
電気ドリル(電動ドリル)
電気ドリルは主に金属などの硬い物質に穴を開ける際に使われます。
電気ドリルは上の2つと比べて回転の速度が速いため、小さな穴などを高精度で開けることができます。
大きな穴を開ける場合は、回転の速度が遅く、トルクが高い電気ドリルが必要になります。
また、電気ドリルでネジを締めようとすると、回転の速度が速すぎて、ネジをナメてしまいます。
また正逆転スイッチがついていないので、ネジを緩める方向には回転しません。
電気ドリルは上の2つと比べて回転の速度が速いため、小さな穴などを高精度で開けることができます。
大きな穴を開ける場合は、回転の速度が遅く、トルクが高い電気ドリルが必要になります。

また、電気ドリルでネジを締めようとすると、回転の速度が速すぎて、ネジをナメてしまいます。
また正逆転スイッチがついていないので、ネジを緩める方向には回転しません。
振動ドリル
振動ドリルはブロック塀やコンクリートに穴を開ける際に使われます。
振動ドリルはインパクトドライバー以上に速く回転・強い打撃を行うため、ドリルの横にハンドルがつけられ、両手で支えながら穴をあけます。
ブロック塀やコンクリートなどに穴を開けるためには、回転のパワーだけでは、時間がかかりすぎるため、振動ドリルが必要となります。
振動ドリルはインパクトドライバー以上に速く回転・強い打撃を行うため、ドリルの横にハンドルがつけられ、両手で支えながら穴をあけます。

ブロック塀やコンクリートなどに穴を開けるためには、回転のパワーだけでは、時間がかかりすぎるため、振動ドリルが必要となります。
ドリルドライバー・インパクトドライバー・振動ドリル・電気ドリルの選び方のポイント
回転数(rpm)
回転数はrpm(rotation per minute)で表され、1分間に何回転するかを示しています。
回転数が高いドライバー・ドリルほど穴あけが速くなります。
一方回転数が高いとネジを締める際に、ネジをナメてしまうことが多くなります。
0~3000rpmなど「~」という表記がされている場合は、スイッチを引く強さで回転数を変化させられる無段階変速機能がついているということです。
そうでない場合は、決められた回転数で回転します。
回転数が高いドライバー・ドリルほど穴あけが速くなります。
一方回転数が高いとネジを締める際に、ネジをナメてしまうことが多くなります。

0~3000rpmなど「~」という表記がされている場合は、スイッチを引く強さで回転数を変化させられる無段階変速機能がついているということです。
そうでない場合は、決められた回転数で回転します。
最大穴あけ能力
どれくらいの直径の穴を開けられるのかを示す指標で、木材と金属のそれぞれについて表記されます。
(鉄工)8mm、(木工)21mmと書かれてあれば、直径8mmの穴を金属に開けられるということです。
(鉄工)8mm、(木工)21mmと書かれてあれば、直径8mmの穴を金属に開けられるということです。

トルク(強さ・パワー・最大穴あけ能力)
トルクはどれくらいの力で回転することができるかを示し、N・m(力x距離)で表されます。
トルクが大きいドリルほど、より硬い物質に長く太いネジを打ち込むことができます。
太いネジを締める場合は、ビットの中心軸から離れた点に力がかかるため、より大きいトルクが必要になるからです。
硬い物質というものは、ビットを回転させないように抗う力が大きいので、より高いトルクが必要になります。
穴あけでは、トルクはあまり関係ありません。
トルクが大きいドリルほど、より硬い物質に長く太いネジを打ち込むことができます。

太いネジを締める場合は、ビットの中心軸から離れた点に力がかかるため、より大きいトルクが必要になるからです。
硬い物質というものは、ビットを回転させないように抗う力が大きいので、より高いトルクが必要になります。
穴あけでは、トルクはあまり関係ありません。
最大締め付け能力
ドライバーによってはトルクを最大締め付け能力という表現で表したものがあります。
これはØ5.0x50mmなどで表され、軸径5.0mm、長さ5cmのネジを木に打ち込めるという意味です。
もちろん材質により異なるので、あくまで目安程度と思ってください。
これはØ5.0x50mmなどで表され、軸径5.0mm、長さ5cmのネジを木に打ち込めるという意味です。
もちろん材質により異なるので、あくまで目安程度と思ってください。
トルクの目安(低速回転時)
20N・m 〜 小さなドリルドライバーで小さなネジ締め
30N・m 〜 普通のドリルドライバーで直径5mm以下ネジ締め
90N・m 〜 普通のインパクトドライバーで直径5mm以上のネジ締め
120N・m 〜 強力なインパクトドライバーで直径10mm以上のネジ締め
あくまで目安ですので、最大締め付け能力があれば、そちらも参考にしてください。
30N・m 〜 普通のドリルドライバーで直径5mm以下ネジ締め
90N・m 〜 普通のインパクトドライバーで直径5mm以上のネジ締め
120N・m 〜 強力なインパクトドライバーで直径10mm以上のネジ締め
あくまで目安ですので、最大締め付け能力があれば、そちらも参考にしてください。
バッテリーの容量・充電時間
ドリルドライバー・インパクトドライバーは充電式のものが多くあります。
充電式は、電源のない屋外でも使用することができるという利点がありますが、充電時間と使用できる時間に注意しましょう。
同じバッテリーであれば、トルクの大きなドライバーほど使用できる時間は短くなりがちです。
充電式は、電源のない屋外でも使用することができるという利点がありますが、充電時間と使用できる時間に注意しましょう。
同じバッテリーであれば、トルクの大きなドライバーほど使用できる時間は短くなりがちです。

ドリルドライバー・インパクトドライバー・電気ドリル・振動ドリルのおすすめ
さてここまでドライバー・ドリルの違い・選び方のポイントをご説明してまいりました。
ここからはコスパ抜群・高性能でおすすめのドライバー・ドリルを激選してご紹介してまいります。
ここからはコスパ抜群・高性能でおすすめのドライバー・ドリルを激選してご紹介してまいります。
コード式ドリルドライバーならコレ!
- 電圧:AC100V
- 回転数:毎分0~500回転
- 最大トルク:約7.8N・m(約80kgf・cm)
- クラッチ数:5段
- チャック能力:0.8~10mm
- 消費電力70W
- コード長:約1.5m
- 定格時間:30分
- サイズ:約20.3×5.6×16.8cm
- 重量:約950g
ネジ締めと簡単な穴あけならこの一台で
一般的なDIYに必要なスペックを満たして3000円以下というコスパ抜群のドリルドライバーです。
コード式であるため、充電がいらず、すぐに使える点も良いです。
精度が求められる穴あけでは、位置がずれたりして、使いづらいかもしれませんが、簡単な穴あけなら十分です。
コード式であるため、充電がいらず、すぐに使える点も良いです。
精度が求められる穴あけでは、位置がずれたりして、使いづらいかもしれませんが、簡単な穴あけなら十分です。
強力充電式ドリルドライバー No. 1
- 最大穴あけ能力:(鉄工)12mm、(木工)25mm
- ネジ締め能力:木ネジ4.1×32mm
- チャック能力:0.8~10mm
- 最大トルク:(高速)9N・m、(低速)26N・m(ドリルモード)
- クラッチ数:20段クラッチ(作動トルク:0.7~2.7)
- 回転数:(高速)0~1,050min-1、(低速)0~350min-1
- 電池パック:12V、1,300mAh、ニカド
- 充電時間:30分
金属に12mmあけられる強力ドリルドライバー
リョービのドリルドライバーで、2017年3月現在一番コスパが良いのは、このBD-122でしょう。
トルク・電池において一つ小さいBD-710よりも安く手に入るコスパ最強のドリルドライバーです。
トルク・電池において一つ小さいBD-710よりも安く手に入るコスパ最強のドリルドライバーです。
充電式ドリルドライバー中コスパNo. 1
- 最大穴あけ能力:(鉄工)7mm、(木工)12mm
- ネジ締め能力:小ネジ 4.1×32mm
- チャック能力:0.8~10mm
- 最大トルク:(高速)6.0N・m 、(低速)12.0N・m(ドリルモード)
- クラッチ数:20段クラッチ(作動トルク:0.6~3.0)
- 回転数:(高速)0~950min-1、(低速)0~250min-1
- 電池パック:7.2V、1,300mAh、ニカド
- 充電時間:60分
4000円を切った汎用充電式ドリルドライバー
高信頼のリョービのドリルドライバーで、
鉄工7mmの穴あけ能力をもつドリルドライバーが2017年3月現在
4000円を切っています。
最初の1台に一番最適なドリルドライバーかと思います。
鉄工7mmの穴あけ能力をもつドリルドライバーが2017年3月現在
4000円を切っています。
最初の1台に一番最適なドリルドライバーかと思います。
インパクトドライバー No. 1
- 締付能力(mm):[普通ボルト]M6~M14・[高力ボルト]M6~M12・[小ねじ]4~8
- 六角軸二面幅:6.35mm
- 最大トルク:140N・m
- 回転数:0~2,600min-1
- 打撃数:0~3,200min-1
- 機体寸法(全長×高さ):166×221mm(BSL1415S装着時)
- 質量:1.3kg(BSL1415S装着時)
超強力インパクトドライバー
コンパクトで軽量で、かつ高トルクのインパクトドライバーです。
140N・mの最大トルクで、ほとんど全てのネジ締めのシーンで使用することができます。
ネジ締めをよく行う方は持っておくと良い一台です。
140N・mの最大トルクで、ほとんど全てのネジ締めのシーンで使用することができます。
ネジ締めをよく行う方は持っておくと良い一台です。
電気ドリル No. 1
- 全長:228mm
- 質量:1.2kg
- 消費電力:450W
- チャック能力:1.5~10mm
- 回転数:0~3000rpm
- 最大穴あけ能力【鉄工】:10mm
- 最大穴あけ能力【木工】:25mm
楽に穴あけしたいなら!
ドリルドライバー・インパクトドライバーで穴あけをしようとして、時間がかかりすぎる、位置がずれてしまうという方におすすめしたい電気ドリルがこのMakitaのM611です。
特に金属に穴あけをする場合は、このM611を持っておくと良いでしょう。
特に金属に穴あけをする場合は、このM611を持っておくと良いでしょう。
振動ドリル No. 1
- 最大穴あけ能力:鉄工10mm、木工25mm、コンクリート10mm
- 電源:単相100V
- 消費電力:480W
- 無負荷回転数:50hz・800~2200min-1、60hz・300~2100min-1
- チャック:1.5~13mm
- コード1.8m
5,000円を切った格安振動ドリル
コンクリートに穴を開ける必要がある方は、このSVV-130がおすすめです。
力強い振動とパワーでどんな材質にでも穴を開けることができます。
力強い振動とパワーでどんな材質にでも穴を開けることができます。