100V溶接機の選び方・おすすめランキング【2017年版】

最終更新日: 2017年05月26日 | 作成日: 2017年03月21日 | 30538 views

自宅でDIYに使える溶接機の選び方のポイントを徹底的に解説したのち、使ってきた経験・口コミ・スペックなどからオススメしたい溶接機をランキング形式でご紹介します。
用途に応じて必要な溶接機は変わります。

はじめて溶接する方から、既に経験がある方まで、
基礎から分かりやすくご説明いたします。

自分に合った末長く使える溶接機を見つけてくださいね♫

19商品から
7商品厳選
徳田 宏樹
大手機械メーカーで電動工具などの開発に携わっています。DIY歴は中学校時代から今まで20年近くです。工具の紹介を通してDIYの楽しさ、奥深さを伝えていけたらと思っております。

溶接機の選び方のポイント

溶接機には、被膜アーク溶接機・炭酸ガスアーク溶接機・TIG溶接機・MIG溶接機など様々な種類がありますが、自宅で普通の方が使用するのは100Vの被膜アーク溶接機です。

アーク溶接は、溶接棒(溶かす金属の棒)と母材(溶接したい金属)の間に高電圧をかけることで、アーク放電を起こし高温にして、溶接棒と母材を溶かし結合させます。

被膜アーク溶接と呼ばれる理由は、溶接棒の周りに巻かれた被膜が高温で溶けることで、気体のバリア(ガスシールド)を作り、窒素や酸素などの不純物が溶接部に入り込まないようにしているからです。

窒素などが入り込むとブローホールと呼ばれる穴ができてしまい、溶接部の強度が著しく落ちてしまいます。

直流 or 交流 or ノンガス半自動

100Vの家庭用電源が使える溶接機は主に2種類あり、
直流インバーターアーク溶接機・交流アーク溶接機に分かれます。
(インバーターとは家庭用電源の交流を直流に変えるという意味です。)

直流インバータ溶接機

直流インバータ溶接機はより高価で、大きい溶接機ですが、
安定して綺麗に溶接ができます。

交流アーク溶接機

一方交流アーク溶接機はより安価で、小さくコンパクトですが、
アークが安定せず溶接の強度が低下しがちです。

とりあえず金属どおしが結合できれば良いというのであれば、交流式がおすすめです。

より本格的にスムーズに溶接がしたい方は直流式の溶接機がおすすめです。

ノンガス半自動アーク溶接機とは

被膜アーク溶接機ではなく、半自動溶接機という種類の溶接機がDIY用に売られています。

溶接棒を使って溶接する被膜アーク溶接機とは異なり、半自動溶接機は溶接トーチ(溶接ガン)と呼ばれる棒から溶接材(溶けるワイヤー)が自動で出てきてます。

大量に溶接する必要がある場合に、被膜アーク溶接機では溶接棒を何度も交換する必要があるため、半自動溶接機が重宝するようになりました。

本来、半自動溶接機は炭酸ガスやアルゴンガスを用いて被膜の代わりに、バリア(ガスシールド)を作る必要があります。
しかしDIY用には高価すぎるため、炭酸ガスやアルゴンガスを使わないノンガス半自動溶接機が売られています。

ノンガス半自動溶接機は被膜アーク溶接の被膜のように、フラックスと呼ばれる溶けてシールドになる融剤が溶接剤の周りに付けられています。

半自動溶接機は溶接棒を使う被膜アーク溶接と比べて、スイッチ1つで溶接(アークスタート)が始まるため、初心者でも扱いやすいです。

100Vでは1~6mm程度の板厚まで対応します。

定格入力と使用電流

定格入力は3.6KVAのようにKVAで表されます。
Kはキロで1000という意味ですから、3600VAと同じ意味です。
これは使用電流と電圧の掛け算が3600ということで、
100Vの電圧ならば36Aの電流が必要ということです。

通常の家庭では電力会社との契約は20A~35Aですので、
多少オーバーしても大丈夫とはいえ、3.6KVA程度が限度です。

定格入力の大きな溶接機ほど太い溶接棒が使え、より厚い金属の溶接が行えます。

使用できる溶接棒径

溶接棒の直径をφという記号で表します。
溶接棒の直径が太いつまりφが大きいほど、厚い金属の溶接が行えます。

板厚と溶接棒径の目安

溶接可能な板厚は溶接棒の直径の倍が限度です。
溶接棒径1.4mmなら板厚1.2~2.8mmくらいの溶接に適しています。
太い溶接棒で薄い板を溶接しようとすると穴が開くことがあります。

定格使用率

溶接機は連続して使用できる時間が限られています。
使用率が30%の場合、10分x30%=3分使用したら7分使えなくなります。
つまり10分間のうち3分間だけ使えるということです。

実際に使用する場合は使用電流が定格出力電流より小さい場合が多いので、少しだけ定格使用率より大きい許容使用率になります。

DIY用の溶接機のおすすめ人気ランキング

さてここまで、溶接機の選び方のポイントを解説してまいりましたが、ここからはDIYに使えるコスパ抜群の溶接機をランキング形式でご紹介していきます。

ぜひ自分の用途に合った溶接機を見つけてくださいね♫

1位 溶接機 コスパNo. 1

育良精機 アークファン IS-H40BF
9,000円(税込)

  • 出力電流:40A
  • 入力電圧:AC100V
  • 入力:1.35kW
  • 負荷電圧:22V
  • 無負荷電圧:35V
  • 使用率:30%
  • 外形寸法:W130×L225×H190mm
  • 標準付属品:ホルダー付ケーブル16mm2_2m、アースクリップ付ケーブル16mm2_1m、入力ケーブル(3芯)2mm2_1.9m、溶接面、溶接棒、皮手袋

1万円以下の全て付いてくる溶接機セット

家庭用で使える使用電流13.5Aの交流アーク溶接機です。
安定して溶接できるまで、少し練習が必要ですが、
ホビーユースでは十分使える性能の溶接機です。

あくまでホビーユースですので、確実に強度が必要な方にはオススメできません。

2位 直流インバータ溶接機

スズキッド(SUZUKID) 100V専用直流インバータ溶接機 アイマックス60 SIM-60
19,361円(税込)

  • 定格入力電圧:100V
  • 定格入力電流:22A
  • 出力電流:DC60A
  • 使用率:20%
  • 使用可能溶接棒:1.4~2Φ
  • 溶接可能材質:鉄・ステンレス
  • 溶接可能板厚:1.2~4mm
  • 手持ち面付き
  • 50Hz・60Hz兼用
  • 重量:5.5kg

安定した直流溶接機

しっかり使える溶接機が欲しい方におすすめの直流インバータ溶接機です。

家庭用コンセント(100V・15A)からの使用では、板厚は3mmまで溶接できます。

3位 ノンガス半自動溶接機

Duty Japan® 新型ノンガス半自動溶接アークMIG単相100V
18,980円(税込)

  • 定格入力・・・3.6KVA
  • 出力電流範囲・・・50~120A 
  • 定格使用率・・・15%
  • 最高無負荷電圧・・・37V
  • ワイヤー径・0.9mm 
  • トーチの長さ・3m 
  • アースの長さ・1.85m 
  • 電源コードの長さ・1.5m
  • 軟鋼の溶接も可能/ワイヤーをステンレス用に変更すればステンレスも可能
  •  溶接可能範囲(厚み)・約1~6mm可能範囲 
  • ワイヤースピード調整機能(10段)
  • 溶接電流調整機能(4段)
  • 付属品・軟鋼用フラックスワイヤー1巻(0.9mm/0.25kg)
  • 本体サイズ・・・340×175×300mm 
  • 本体重量・・・17kg

コスパ抜群の半自動溶接機

家庭で使える数少ない半自動溶接機の一つが、この溶接機です。

最大36Aの電流が必要になるため、他のコンセントを使わないなどの工夫が必要になるかもしれませんが、
しっかりと使える100Vの溶接機です。

半自動溶接機なので、初心者でも少しの練習で簡単に溶接できるようになります。

4位 安定したノンガス半自動溶接機

スズキッド(SUZUKID) アーキュリー80LUNAII(ワイヤ付)キット SAY-80L2A1
42,159円(税込)

  • サイズ:W211×L330×H235mm
  • 質量:11kg
  • 定格入力電圧:100V
  • 周波数:50Hz/60Hz兼用
  • 電流調整範囲:40~75A
  • 定格使用率:20%
  • 使用ワイヤ:直径0.8mm
  • 溶接可能材料:軟鋼(鉄)、ステンレス
  • 用途:点付け、仮止めに最適
  • 100Vでも驚きのパワーで、3mmの深さまで溶接が可能
  • 【付属品】●鉄のワイヤ(PF-01)。●1次側電源2m●トーチケーブル2m●アース付ケーブル2m●チッピングハンマー&ワイヤブラシ●手持ち遮光面

安定した溶接がしたいなら!

100V電源ではなかなか安定した溶接はできませんが、
3mmまでの厚さなら、この溶接機で十分溶接できます。

しっかりとした作りの半自動溶接機なので、
初心者から上級者までホビーユースでは末長く使うことができます。

5位 100V/200V兼用の直流インバータ溶接機

スズキッド(SUZUKID) アイマックス120 SIM-120
40,181円(税込)

定格入力電圧:100/200V兼用
周波数:50Hz/60Hz
電流調整範囲:10~120A
使用率:35%
使用可能溶接棒:直径1.4~3.2mm
溶接可能材料:軟鋼、ステンレス、鋳物
50Hz・60Hz兼用
100V・15Aなら0.8~3.0mmの板厚まで溶接可能
200Vなら6mmまでの溶接が可能

200Vで使う可能性があるならコレ!

厚い金属を溶接する必要がある場合は、200Vの電圧で溶接する必要があります。
家庭に200Vがなくても、200Vの電源があるところで使用する可能性がある場合にオススメです。

また、100Vでの使用なら、使用率が100%で連続して使用し続けることができます。

予算に余裕があれば、この溶接機をオススメします。

6位 激安交流アーク溶接機

スズキッド(SUZUKID) ホームアークナビプラス 60Hz専用 SKH-42NP
8,680円(税込)

  • 入力電圧:100V
  • 入力電流:15A
  • 出力電流:40A
  • 使用率:20%
  • 使用可能溶接棒:1.4~1.6Φ(低電圧用のみ)
  • 溶接可能材質:鉄・ステンレス
  • 溶接可能板厚:1.2~3.2mm
  • ●1次側電源1.8m●ホルダ側ケーブル1.9m●アース付ケーブル0.9m●サンプル溶接棒●取扱説明書●保証書●手持ち遮光面
  • 重量:6kg

約8000円のコスパ抜群溶接機

交流アーク溶接機であるため、アーク放電の安定性には欠けますが、
ホビーユースでとりあえず溶接ができればOKというレベルなら、
十分使えます。

またサイズもコンパクトなので、DIYに最適です。
東日本で50hzの電源の方はhttp://amzn.to/2o45eMsが同じ商品です。

【必見】安定性向上・より太い溶接棒を使うなら昇圧機!

スズキッド(SUZUKID) ハイアップトランス SHU-20D
13,200円(税込)

  • 入力電圧:100V
  • 出力電圧:115V/125V
  • 出力コンセント:115V/125V×2ヶ
  • 定格容量:2kVA1時間定格、1.5kVA連続
  • 相数:単相
  • 周波数:50/60Hz
  • 寸法(W×L×H):200×180×166mm
  • 質量:約7kg

一気に溶接が楽になる!

25%の昇圧(125Vへの昇圧)までできる昇圧機なので、
溶接箇所の溶け込みが劇的によくなります。

ブラッシング法・タッピング法のどちらでも簡単に
アークスタート(初期アーク)を起こすことができるようになります。

初心者の方にこそ使ってもらいたいのが、昇圧機です。

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