リューター(精密グラインダー・ルーター・ハンドグラインダー)の選び方のポイントを目的に合わせてご説明したのち、おすすめのリューターをランキング形式でご紹介します。
リューターは高速(2000~40000rpm)で先端のビットを回転させることで、研磨、溝加工、穴加工、ツヤ出し、鏡面仕上げ、錆取り、表面クリーニング、切断など様々な加工が可能です。
リューターは高速(2000~40000rpm)で先端のビットを回転させることで、研磨、溝加工、穴加工、ツヤ出し、鏡面仕上げ、錆取り、表面クリーニング、切断など様々な加工が可能です。
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徳田 宏樹
大手機械メーカーで電動工具などの開発に携わっています。DIY歴は中学校時代から今まで20年近くです。工具の紹介を通してDIYの楽しさ、奥深さを伝えていけたらと思っております。
大手機械メーカーで電動工具などの開発に携わっています。DIY歴は中学校時代から今まで20年近くです。工具の紹介を通してDIYの楽しさ、奥深さを伝えていけたらと思っております。
リューターとは

電動ドリルや電動ドライバーよりも小型で、持ち手が先端工具と同一直線上にある場合が多くなっています。
通常先端工具は電動ドリルや電動ドライバーよりも細く、先端が小さなものが使われ、
主に対象物を研磨したり、削ったり、切断したりする際に用いられます。
日本ではリューターと一般的に呼ばれていますが、実はリューター(
leutor)は日本精密機械工作株式会社のブランド名です。
本来は精密グラインダー、ハンドグラインダー、もしくはロータリーツールとでも呼ぶべきでしょう。
ルーター、ハンドピースグラインダーと称されることもあります。
英語ではしばしばdremelと呼ばれます。
本来この工具はrotary toolと呼ぶべきものですが、英語圏では最も有名なブランドであるdremel(ドレメル)
が代わりに使われることが多いのです。
リューターの選び方のポイント

多くの種類が販売され、自分の用途にあったリューターの選び方がなかなか分かりにくいと思っていらっしゃる方も多いかと思います。
そこで、これから着目していただきたい選び方のポイントをご紹介します。
回転数(rpm)
リューターの回転数は通常rpmという単位で表されます。rpmとは、rotation per minutesつまり一分間に何回、回転することができるかという意味です。
このrpmが高いほど高速に回転させることができるので、より広い用途に利用できます。
しかし強さ(トルク)とは違うので、必ずしも重要なポイントとはなりません。鏡面磨きのような研磨をしたい場合は30,000rpm以上の回転数があるものが必要です。
このrpmが高いほど高速に回転させることができるので、より広い用途に利用できます。
しかし強さ(トルク)とは違うので、必ずしも重要なポイントとはなりません。鏡面磨きのような研磨をしたい場合は30,000rpm以上の回転数があるものが必要です。
無段階スピードコントロール
無段階スピードコントロールがないリューターでは回転数を変化させることができないので、常に一定の力での加工になってしまいます。
通常高めの回転数のリューターには無段階スピードコントロールがありますが、ないものも時にあるので、確認しておきましょう。
通常高めの回転数のリューターには無段階スピードコントロールがありますが、ないものも時にあるので、確認しておきましょう。
トルク

逆にトルクが高ければ、たとえ回転数が低くても金属などのモース硬度の高い(硬い)素材をしっかり切断、切削することができます。
低回転時にトルクが下がってしまうものが多いですが、高トルクを維持できる回路をもったリューターも最近は販売されているので、
硬い素材を加工する予定のある方は低回転時にトルクが下がらないリューターがおすすめです。
軸の精度

とくに高トルク状態では、軸がぶれやすく、まっすぐに加工したい、正確なポイントに穴をあけたいなどといった場合に軸の精度が低いリューターでは太刀打ちできません。
加工したいものがダメになってしまうといったことが、しばしば起こるので、気を付けましょう。
持ちやすさ・重さ

特に手が小さい方は細身のリューターがおすすめです。
一般的な女性が扱える重さの上限は200g程度を目安としてください。
重いリューターは長時間持っていると疲れてくるので、気を付けてください。
使えるビットの軸径
3mmのチャックタイプの場合は2.4mmのビットも兼用できるので、おすすめです。ビットを買ってみたもののはまらないという失敗を防げます。
連続可能使用時間
リューターには連続して使用できる時間に制限がしばしばあります。
細身のリューターはこの使用可能時間が短めの傾向にあります。使用時間を過ぎると過熱してしまいます。
自分の使うシチュエーションにあわせて必要なレベルのものを選んでください。
細身のリューターはこの使用可能時間が短めの傾向にあります。使用時間を過ぎると過熱してしまいます。
自分の使うシチュエーションにあわせて必要なレベルのものを選んでください。
フィードバック機能・回路
フィードバック機能、フィードバック回路というのは、過負荷をかけた際に電子回路が認識してトルクが下がらないように、調整する機能です。
トルクが必要な加工をする方にはあったほうがよいでしょう。
トルクが必要な加工をする方にはあったほうがよいでしょう。
リューターのおすすめ人気ランキング
さて、今までリューターの選び方のポイントをご説明してきましたが、これからは私たちが実際に使った経験や、口コミなどからランキング形式でおすすめのリューターをご紹介していきます。
自分にあったリューターを見つけて、愛用してくださいね♪♪
自分にあったリューターを見つけて、愛用してくださいね♪♪
1位 プロクソン(PROXXON) ミニルーター MM100
- 寸法(約):長さ230x太さφ35mm。
- 重量(約):260g。
- 定格使用時間:15分。
- 電源:AC100V 消費電力:35W。
- 回転数:8000~18000min-1(回/分)。
【用途】切削、研削、研磨、穴開けができるミニルーター。【特徴・機能】切削、研削、研磨、穴開けができるミニルーターです。付属品:本体/コレットチャック/スパナ
サイズとパワーのバランスがとれた定番
パワーの大きなリューターが大きく場所をとりがちですが、このプロクソンは必要なシーンほぼ全てに使用でき、かつ小さくコンパクトなデザインで、家庭で使用するには最適なリューターです。
2位 iHelp コードレス! 充電式ミニルーター ビットセット
- 専用USB充電ケーブル・先端ビット(電着ダイヤ2本・研削砥石2本)
- 電源:3.6V 600mAリチウムイオン充電池
- 充電方式:専用ケーブルによるUSB端子充電(入力5V・2Aまで)
- 回転数:約4000・9000・14000 min-1の3段切換え
- 充電時間:約2時間
- 定格使用時間:15分(連続使用不可)
気軽にはじめられる格安リューター
コードレスなので取り回しが良いホビールーターです。
全長145mm、85gと小型で軽量なので子供、女性でも簡単に取り扱えます。 リチウムイオンバッテリー内臓で電池交換はいりません。
USBケーブルで充電ができます。
電着ダイヤビットと砥石各2本を付属しています。
チャックは2.35mmです。
この値段で回転数も約4000・9000・14000 min-1の3段切換えが可能です。
以外とトルクもあるので金属を切削するのでなければ、この一本で大丈夫です。
全長145mm、85gと小型で軽量なので子供、女性でも簡単に取り扱えます。 リチウムイオンバッテリー内臓で電池交換はいりません。
USBケーブルで充電ができます。
電着ダイヤビットと砥石各2本を付属しています。
チャックは2.35mmです。
この値段で回転数も約4000・9000・14000 min-1の3段切換えが可能です。
以外とトルクもあるので金属を切削するのでなければ、この一本で大丈夫です。
3位 ウルトラルーターセット ULC140 (13,000回転) 先端工具85本付
- 握りやすいラバーグリップ
- 手元のスピードコントロールダイヤルで、無段階に回転数を調節可能
- 付属のコレットの交換で、2.35φ ・3.0φ 軸の先端工具(ビット)に対応
- 幅広い先端工具・作業に対応します!
- 定格使用時間:15分
- 3000~13000rpmまで無段階にスピードコントロールが可能です
- グリップにはラバー素材を使用しており、長時間の作業の疲れを軽減します。
- 85本の先端工具が付属しています。
DIY好きの初心者におすすめ
ビットも交換でき、無段階スピードコントロールがついており、85本のビットが付属しているので、鏡面磨き以外のほとんどの目的に使うことができます。銀などの柔らかめの金属も加工できるので、はじめての一本に最適です。
4位 ドレメル ハイスピードロータリーツール 4000
- 回転数:5,000~32,000回転/分
- 使用可能コレット径:0.8/1.6/2.4/3.2mmφ
- 標準付属コレット径:2.4/3.2mmφ
- 標準付属:ケース、カッティングガイド、ディテイラーズグリップ
- フレックスシャフト、アクセサリー36個
ハイパワーで金属切断も!
高トルクが必要な場合は、このdremelが一番のコストパフォーマンスです。
135Wのハイパワーに加え、電子フィードバック回路が搭載されているので、低回転でもトルクが落ちません。
最高回転数は32,000rpmなので、鏡面磨きもはやく簡単に行えます。
使用可能コレット(ビット)径も多様ですので、この一本さえあればリューターによる全ての加工が可能といっても過言ではないでしょう。
135Wのハイパワーに加え、電子フィードバック回路が搭載されているので、低回転でもトルクが落ちません。
最高回転数は32,000rpmなので、鏡面磨きもはやく簡単に行えます。
使用可能コレット(ビット)径も多様ですので、この一本さえあればリューターによる全ての加工が可能といっても過言ではないでしょう。
5位 プロクソン(PROXXON) ミニルーターセット No.28512-SK
- 寸法(約):長さ210x太さ33.5mm 。
- 重量(約):250g(トランス含まず) 。
- 電源:AC100V→専用トランスDC12V 消費電力:20W 。
- 回転数:8、000~18、000min-1(回/分)。
- ドリルチャック寸法:φ0.5~3.2mm。
- 付属品:ドリル10種セット、ダイヤモンドビット1.8mm丸型1本、ハイスビット2.3mm丸型1本、軸付砥石WA5.0mm丸型1本、2.6mm棒型1本、純毛バフ8mm矢型1本、専用トランス。
プロクソンのエントリーモデル
金属、木材、プラスチックの切削、穴開け、金属のつや出しが可能です。
MM100が35Wに対してこちらのリューターは20Wです。
MM100が35Wに対してこちらのリューターは20Wです。
6位 リョービ(RYOBI) ホビールータ HR-100 682500A
- 取付ビット軸経:Φ2.35・Φ3.0(mm)
- 回転数:8,000~23,000rpm
- 定格使用時間:連続
- 電源(V):単相100
- 消費電力(W):100
- 質量(kg):0.45
- 電源コード(m):2
- サイズ(mm):長さ226×幅44×高さ62
100Wのハイパワーモデル
低価格でハイパワーモデルのリューターが欲しい方におすすめの商品です。しかしロックしてしまうとモーターのブラシが焼けて壊れてしまうケースがあるようですので、ヘビーユーザーには少し物足りないかもしれません。また、回転速度調整は5段階のみ、正逆回転機能・フィードバック機能はありません。
【DIY好き必須】ロータリーツールセット
- ミニ回転ヤスリ×5種類、ダイヤモンドビット×10、金属砥石×5、フェルトバフ×4、金属ブラシ×3、ホイールブラシ×3、バフホイール×3、金属用切断砥石×15、石材用切断砥石×1、マンドレル×1、石材用砥石×5、ラバー砥石×6、ドラムセット、ミニフラップ×2、毛ブラシ×3、研磨バフ×2、ダイヤカッター×1、小径丸鋸×1、研磨剤×1、サンダーバンド×19
- 軸径:直径2.35mm
削る・切る・彫る・磨くなどのベーシック作業を網羅
リューターを用いたほとんどの作業を網羅できるビット(先端工具)のセットです。
まだビットのセットを持っていない方は持っていて損はありません。
まだビットのセットを持っていない方は持っていて損はありません。