振動ドリル・振動ドライバドリルの選び方徹底解説 + おすすめランキング紹介

最終更新日: 2017年05月26日 | 作成日: 2017年05月14日 | 9579 views

振動ドリル(コンクリートドリル)と一言で言っても様々な種類・機能があり、自分のニーズに合った振動ドリルを見つけ出す必要があります。各タイプを詳細に解説した上で、どのようにして選べば良いかをご説明したのち、各シチュエーション別におすすめしたい振動ドリルをご紹介いたします。

まず初めに振動ドリルの使用用途、特徴をご説明し、その上で選び方のポイントを解説します。
最後に、おもに家庭用としてオススメしたい振動ドリルをご紹介してまいります。

電動ドリルドライバーについては
電動ドリルドライバー・電気ドリルの選び方・おすすめランキング
インパクトドライバーについては、
インパクトドライバーの選び方・おすすめ・ランキング
をご参照ください。

45商品から
10商品厳選
徳田 宏樹
大手機械メーカーで電動工具などの開発に携わっています。DIY歴は中学校時代から今まで20年近くです。工具の紹介を通してDIYの楽しさ、奥深さを伝えていけたらと思っております。

振動ドリルとは

振動ドリルは電気ドリル +垂直方向の打撃です。

打撃というのは、1分間に5,000~35,000回振動することです。
振動ドリルはコンクリートドリルと呼ばれることもあります。
振動モードでコンクリートなどの穴あけが行える3モードインパクト、4モードインパクトといった
振動ドライバドリルについても、ここで解説します。

振動ドリルの用途

振動ドリルは主にコンクリート、モルタル、ブロック塀、石材、タイルなどに穴を開けるために使われます。

ご家庭では、コンクリートの壁や天井に穴を開けて、家具を固定したり、照明器具を取り付けるために必要となります。

鉄筋コンクリート(RC造)の家の壁に穴を開けようとしても、普通の電気ドリル・インパクトドライバーでは不可能です。
そこで、振動ドリルが用いられるのです。
他にもDIYでは、ブロック塀に穴を開けたり、石材に穴を開ける際に使われます。

逆に振動ドリルで金属や木材に穴を開けることは可能なのですが、以下の3つの理由で適していません。
①振動により材質を痛める
②振動により正確な穴あけが難しくなる
③回転速度が遅く、時間がかかる

次に振動ドリルの特徴を説明します。

なぜ打撃・振動させるのか

ダイヤモンドは、硬いと言われますよね?

それは他の物質をすり合わせたり、こすったりしても傷がつかないから硬いと表現されます。
それを(モースの)硬度と言います。

一方ダイヤモンドは、金槌で叩くとかんたんに粉々になります。
これは硬度とは関係なく、もろさ・割れにくさ・粘り強さです。

たとえば、柔らかいゴムなどを叩いても割れませんよね?
でも柔らかいゴムにナイフを入れれば、かんたんに傷をつけることができます。

すなわち材質によって、その構造を壊す(穴をあけたり、切ったり)するために適した方法が異なるのです。

金属は比較的硬度が低い一方で、粘り強さがあります。
そのため、ドリルの刃で切ることができるのです。(ゴムのように)

一方コンクリートやブロック塀、石といった硬度の高い材質に、刃をあてても、
刃のほうが欠けてしまうか、もしくはどちらも削れません。
そこで、ダイヤモンドを金槌で砕くように、これらの硬度が高い材質も砕く必要があるのです。

しかし強く叩くだけでは、材質を破壊するだけで、狙った場所に穴を開けることはできません。
そこで、高速で振動させることで、少しずつ砕くのです。

これが振動ドリルが振動する理由です。

振動ドリルの問題点

振動ドリルの最大の問題点は音が大きい点です。
工事現場から大きな音が聞こえてくることがありますよね?
あの音が室内ですると想像してください。

何年使用しても未だに音を聞くだけで、怖くなります。
耳栓を使用することをお勧めします。

もう一つの問題点は、多くの機種がコンセントから直接電源を供給する必要がある点です。
振動ドリルは、電動ドライバーなどと異なり、大量の電力を消費するため、直接電源を送ってあげる必要があるのです。

ハンマードリル・コアドリルとの違い

コンクリートにおおよそ直径20mm以上30mm以下の穴を開けるには、ハンマードリルが必要になります。

ハンマードリルは、振動ドリルより強い打撃を加えます。
一方ハンマードリルは、振動ドリルより60~90%低い回転数・打撃数です。
すなわち、ハンマードリルは、回転よりハンマーで砕くことがメインとなっているのです。

実際「はつりモード」と言って、回転を止めてハンマーとして使うこともできます。

コアドリルは、30mm以上300mm以下の穴を開ける際に用いられる、先端工具で、
中が開いているため、より効率的に穴を開けることができます。

ハンマードリルの先端工具は特殊なチャックに対応したものしか付けず、電気ドリルのビットを流用することはできません。

振動ドリルの選び方のポイント

それでは、振動ドリルを選ぶ際に気をつけるべきポイントを解説してまいります。

多機能性(振動ドライバドリル・3モードインパクト・4モードインパクト)

振動ドリルを電気ドリル代わりに使用することも考えている場合に必須なのが、モード切り替え機能です。


現在販売されている振動ドリルのほぼ全てが回転モードにすることができるため、
金属や木材の穴あけも可能になっています。

それだけでなく、ドライバー・インパクトドライバーとしても使える多機能なドリルも販売されています。
4モードインパクト:回転モード、振動+回転モード、ドライバーモード、インパクトドライバーモード
3モードインパクト:回転モード、振動+回転モード、インパクトドライバーモード
振動ドライバドリル:回転モード、振動+回転モード、ドライバーモード

振動ドライバドリル、3モードインパクト、4モードインパクトは、
通常の振動ドリルと比べると若干コンクリートの穴あけが遅いですが、
モルタル、ブロック塀に関しては問題なく穴あけすることができます。

電動ドライバー・振動ドリルの2台を置くスペースがない方は、多機能ドリルも選択肢にいれると良いかと思います。
ただし若干お値段が高めにはなります。

回転数・打撃数を変化させられるか?

回転数・打撃数を上げると、より速く穴を開けることができます。

しかしその分位置を確認しながら、丁寧に作業することができません。
そのため、精度が求められる穴あけには回転数・打撃数を落とす必要があります。

特に穴あけの開始時では、振動により先端がずれるので、
できるだけ低速で凹みができるまで丁寧に行う必要があります。

しかし回転数・打撃数を下げることができない振動ドリルでは、丁寧な作業が難しくなってしまいます。

最大穴あけ能力

最大で何ミリの直径の穴を開けることができるかを示す指標が最大穴あけ能力です。

コンクリート:10mm、鉄工:10mm、木工:25mmであれば、
おおよそ直径10mmの穴をコンクリートおよび金属に開けることができます。

家庭で家具、照明器具の固定に使うのであれば、10mm以下で十分かと思います。
もしタイルや石材に10mm以上の穴を開ける必要があるのであれば、よりハイパワーな振動ドリルを選ぶか、
もしくはハンマードリル、さらにはコアドリルを選ぶと良いでしょう。

芯がブレないか

電気ドリルについても同じですが、ドリルの先端工具が斜めに取り付けられてしまったり、
回転軸がまっすぐでないと穴あけ作業が安定しません。
つまり、穴あけがおそくなったり、ビットの太さより太い穴が開いてしまったりします。

充電式

持ち運んで使用したり、コンセントから遠い天井・高い所にも使用する必要がある場合は、

充電式の振動ドリルもしくは3モードインパクト、4モードインパクトが必要になります。

耐久性

振動ドリルは本体に強い衝撃が加わる上、熱もたまるので、故障しやすいものです。
年に1回程度であれば、問題ないかもしれませんが、使用頻度が高い方は耐久性の高い振動ドリルを選ぶ必要があります。

振動ドリルのおすすめランキング

さて、ここまで振動ドリルの特徴と選び方のポイントを解説してまいりました。
ここからは、使ってきた経験・性能スペック・コストパフォーマンスからオススメしたい振動ドリルをご紹介してまいります。

ぜひ自分の用途に合った振動ドリルを見つけてくださいね♫

1位 耐久性とコストパフォーマンス

日立工機 振動ドリル AC100V 720W コンクリート18mm/鉄工13mm/木工30mm ケース付 FDV18V
8,736円(税込)

  • 能力(mm):[コンクリート]13・[鉄工]13・[木工]30
  • 電流(A):7.5
  • 消費電力(W):720
  • 回転数(min-1):0~3,100
  • 打撃数(min-1):0~49,600
  • 質量(kg):1.7
  • コード:2心・1.8m
  • 標準付属品:サイドハンドル・デプスゲージ・チャックハンドル・ケース

長年使える高信頼性

安心して使える振動ドリルの中で最もコストパフォーマンスが高いのが、この日立工機の振動ドリルです。
今後も末永く使い続けることができるでしょう。

2位 コストパフォーマンス最高クラスの振動ドリル

SHINKO(新興製作所) 変速振動ドリル SVV-130
4,196円(税込)

  • 最大穴あけ能力:鉄工10mm、木工25mm、コンクリート10mm
  • 電源:単相100V
  • 周波数:50/60Hz
  • 消費電力:480W
  • 電流:5A
  • 無負荷回転数:50hz・800~2200min-1
  • 無負荷回転数:60hz・300~2100min-1
  • チャック:1.5~13mm
  • コード1.8m
  • 質量:1.9kg

DIY、ホビーユースなら十分

コンクリートで10mm以上開ける必要がない場合は、この1台で十分と言えるでしょう。
とりあえず家具・照明器具などを固定しないといけない場合は、
この振動ドリルを買っておけば間違いありません。

電気ドリル単体と考えても安いといえるでしょう。

3位 安いのに、穴あけ能力13mmと高スペック

高儀 EARTH MAN AC100V 振動ドリル DR-110V
3,835円(税込)

  • 電圧:AC100V、周波数50/60Hz、電流:4.0A 、消費電力400W
  • 回転数:約0~2,800min-1(無段変速)
  • 打撃数:回転数×16/約0~44,800min-1
  • チャック能力:1.5~13mm
  • 本体サイズ:約長さ270×幅65×高さ195(mm)、質量:約1.9kg
  • コード長:約1.9m
  • 定格時間:30分
  • 穴あけ能力:コンクリートφ13mm、鉄工φ10mm、木工φ18mm
  • セット内容:チャックハンドル、サイドグリップ、ディプスゲージ

最大回転数も十分!

回転数が最大2,800回/分と安価なわりに、高い性能を持ち、
コンクリートの最大穴あけ能力も13mmと十分です。

ただし定格時間が30分ですので、長時間連続して使用することはできません。

充電式振動ドリルなら!

マキタ 充電式ハンマドリル 18V 青 本体ケース付 HR165DZK
24,872円(税込)

  • 穴あけ能力(mm):コンクリート16、鉄鋼13、木工24、コアビット35、ダイヤモンドコアビット32
  • 回転数(min-1)[回転/分]:0~1,600
  • 打撃数(min-1)[回/分]:0~5,300
  • 本機寸法:長さ297×幅79×高さ253mm
  • 質量:2.3kg
  • 振動3軸合成値(m/s2):
  • 標準付属品:サイドグリップ、ストッパポール

ハンマドリルと言うだけあって、穴あけ能力最高クラス

持ち運びが可能なハンマドリルで、コアビットを使えば35mmの穴まで開けることができます。
価格も比較的安いので、コンセントから離れたところで穴を開ける必要がある場合は、
この1台がオススメです。

ネジ締めも行える振動ドライバドリルのおすすめランキング

ここからは振動ドライバドリル・3モードインパクト・4モードインパクトのおすすめをランキング形式でご紹介してまいります。

1位 一家に1台これがあれば、なんでも開けられる!

マキタ 充電式震動ドライバドリル 10.8V 1.3Ah バッテリー2個付き HP330DWX
14,404円(税込)

  • 穴あけ能力(mm):コンクリートブロック8、鉄工10、木工21
  • ネジ締め能力(mm):木ネジΦ5.1×63、小ネジM6
  • チャック能力(mm):0.8~10
  • 回転数:高速0~1500、低速0~400(回転/分)
  • 打撃数:高速0~22500、低速0~6000(回/分)
  • 寸法(mm):長さ201×幅53×高さ183

小さいのに超優秀

見た目は普通のドリルドライバーのようですが、コンクリートにも穴を開けることができる、
超優秀な振動ドライバドリルです。

この価格で、あらゆるものに穴を開けられ、ネジも締められ、バッテリーも2個付属してきます。
ただし厚いコンクリートをメインに穴あけされるのであれば、よりハイパワーなものをお使いください。
置くスペースがあまり無い方にオススメのコスパ最高振動ドライバドリルです!

2位 インパクトドライバーも欲しいなら!

マキタ 充電式4モードインパクトドライバー 14.4V (本体のみ/バッテリー・充電器別売) TP131DZ
18,438円(税込)

  • 穴あけ能力:コンクリート8mm、鉄工10mm、木工21mm
  • 回転数:高速0~2,800、低速0~700
  • インパクトモード打撃数:0~3200回/分
  • 振動ドリル打撃数:0~32,400回/分

4モード+テクス用ネジ専用モード

トルクが高いネジ締めも行う必要がある場合は、4モードインパクトが必要になります。
今後電動ドライバドリルに困りたくない方にオススメです。
こちらの4モードインパクトは2万円以下ですが、充電器・バッテリーは別売りです。

3位 最大穴あけ13mmのハイパワー充電式

Makita マキタ XPH10Z 18V 振動ドライバドリル 最新型 [並行輸入品]
10,780円(税込)

  • 回転数 0-600 /分 0-1900 /分
  • 機体寸法: 長さ206mm×幅78mm×高さ251mm 重量 905g (バッテリー装着時)・質量: 1.6kg(バッテリー含む)
  • 使用可能バッテリー BL1815/BL1820/BL1830/BL1840/BL1850となります。
  • 最大締付けトルク: 54 N・m 
  • 穴あけ能力:コンクリート: 13mm ・鉄工: 13mm ・木工: 38mm
  • 3モード切替可能(ドリル←ネジ締め→振動ドリル)

並行輸入品でも良い方にはNo. 1

並行輸入品のため、説明書が英語です。
それでも大丈夫な方にはコストパフォーマンスが抜群です!!

4位 コストパフォーマンスNo. 1

Makita マキタ LXPH01Z 18V 振動ドライバドリル LXPH01 【並行輸入品/本体のみ】
8,380円(税込)

  • 回転数 0-400 /分 0-1500 /分 
  • 打撃数 0-6000/分 0-22550/分・ワンスリーブチャック
  • 機体寸法: 長さ206mm×幅78mm×高さ251mm 
  • 重量 1905g (バッテリー装着時)
  • 本製品に関して使用可能バッテリーはBL1815/BL1830/BL1840/BL1850となります。
  • 最大締付けトルク: 54 N・m 
  • 穴あけ能力:コンクリート: 13mm ・鉄工: 13mm ・木工: 38mm
  • 3モード切替可能(ドリル←ネジ締め→振動ドリル)

大きな穴を開けられるハンマードリルのおすすめランキング

最後に20mm以上の大きな穴を開けられるハンマードリルのおすすめランキングをご紹介します。

1位 最大23mmで2万円以下

BOSCH(ボッシュ) SDSプラスハンマードリル GBH2-23RE
18,453円(税込)

  • 能力:コンクリート23mmφ
  • ダイヤモンドコア:65mmφ
  • 回転数:0-1,000回転/分
  • 打撃数:0-4,400回/分
  • SDSプラスシャンク
  • 電子無段変速
  • 正転・逆転機構
  • 標準付属:ケース、サイドハンドル、深さゲージ

2位 豊富なバリエーション

日立工機 ロータリーハンマードリル AC100V 850W SDSプラスシャンク コンクリート28mm 低振動 DH28PBY
21,000円(税込)

  • 穴あけ能力:[コンクリート]3.4~28mm・[鉄工]13mm・[コアビット]25~50mm・[木工]32mm
  • 回転数:0~1,100回/分
  • 打撃数:0~4300回/分
  • 全長:367mm
  • 質量(コードを除く):2.9㎏
  • 振動3軸合成値 [回転+打撃:11.5m/s]
  • 標準付属品:サイドハンドル、デプスゲージ、プラスチックケース

コアビットで50mmまで

最大穴あけ能力が違う機種のバリエーションも豊富で、
集塵タイプやコンパクトタイプ、低振動タイプ、2モード・3モードなどからも
選ぶことができます。

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